考え続けること

  • 2014.01.04 Saturday
  • 10:39
昨日、三度目の正直でようやく「ハンナ・アーレント」http://www.cetera.co.jp/h_arendt/を見ました。
ナチス高官のアイヒマンの裁判を傍聴して記事を書いた哲学者ハンナ(と、彼女への非難の嵐)の映画です。
アイヒマンを根源的な悪として非難するのではなく、「平凡な役人」(?パンフレットが売り切れで手元になく不正確。「凡庸な小役人」?)と書いたことと、
ユダヤ人指導者がナチスに加担した事実を指摘したことで、
ハンナはアイヒマンを許している、ナチだ、と、すさまじい非難を受けます。
(ハンナはドイツ系ユダヤ人で、フランスで強制収容された経験者です。)
それは違う。
彼女は、人間が考えることを止めたとき、平凡な人間がとんでもなく残虐な悪をもたらすと考え、主張したのです。
ユダヤ人指導者についても、支持と抵抗のあいだに、なにかほかの振る舞い方があったはず、それによって、死者の数は違ったはずとその責任に言及したのです。
大学を追われる彼女の最終講義は、まさに「腑に落ちる」話でした。
学生たちは熱い拍手を送ります。
しかし、ユダヤ人の古くからの友人たちに、それは伝わることはありませんでした・・・・・・。
(でも、夫や女友だちや、秘書など、揺るぎなく寄り添う人たちももちろんいました。)

偶然、梨木香歩の『僕は、そして僕たちはどう生きるか』を行き帰りの車中で再読していたのですが、
同じことをが書かれていました。
考え続けること。

明日から4日間、都留文科大学で集中講義です。
初めてです。15コマを4日間で一息に!
酸欠に気を付けよう・・・・・・。



 

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