映画「みんなのアムステルダム国立美術館へ」

  • 2015.01.14 Wednesday
  • 12:49
冬の朝 ねこのぬくみや 罪な幸
あらがえず ねこのぬくみに まどろみぬ
−−ってな感じのKKBブチョーであります。

昨夜、「みんなのアムステルダム美術館へ」http://amsmuseum.jp/
という映画を観てきました。
大改修工事が予定の倍の10年もかかった、その紆余曲折のドキュメンタリーです。
なぜ10年間も再開を待つことになったか−−
美術館のエントランスの変更で、いままでそこを通り抜けていた自転車利用の市民たちが(サイクリスト協会というのがある!)デザインに反対して、コンペで選ばれた設計のはずなのに、見直しを余儀なくされたからなのです。
すごいなぁと思いました。
女王の号令がかかった、大規模な予算をつぎ込んだ国家的プロジェクトで、ルーブルにも劣らない美術館を作ろうとしているときに、市民が生活が不便になるから認められないと一歩も引かないのです。
レンブラントやフェルメールを擁する世界的な美術感の設計に、「自転車が通りにくい」と文句を付ける・・・・・・
それに驚く私は、どっぷり権威主義に浸かっているんだなぁ・・・・・・
辟易する美術館側の人間は「悪しき民主主義」みたいなことをつぶやいたりもしますが、
どちらも引かず、
最終的に、どちらも納得のいく設計にこぎ着けるのです。
すごい。
国立競技場のことなど思い浮かべてしまいます。
公共建築物と市民生活。
日本では、たいていの場合、「公益」のためには、市民の犠牲やむなしという「おとなの」対応が立派とされ、
立ち退かない、承知できないというNOの声は「わがまま」「ジコチュー」と非難されているのではないでしょうか。
わたしは、昨夜まで、この映画のタイトルを正確に言えなかったのですが。
「みんなの・・・」だったかなぁ、「ようこそ・・・」だったのかなぁ、と。
今は、間違えようがないですね。
議論に議論を重ね、なんども振り出しに戻っても、納得のいく方法を探し練り直し
10年かかって、「みんなのアムステルダム国立美術館へ」持って行ったんですね。
じわじわ感動しています。




 

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